言葉が足りないとサルになる 【岡田 憲治 著】  2冊目

 

 

この本をひとことで言うと使う言葉のレベルを上げる行動をし自分の意識をひとりひとりが上げることによって良い社会になる。ということです。 

 

言葉が足りないとサルになる

私は一度、この本を読進めたのですが、この本が現実に即しすぎていてつらくなり、途中で読むことをやめていました。何がつらいかというと、現実に起こること、毎日経験していることなどがとてもリアルに描かれていて、あまりにも現実的すぎる。そして、そのことが毎日起こっている嫌なことととてもリンクしていて、どうしようもないことを見ないふりをして生活していることをに気付かされるそういうところが読んでいて辛かったのだと思います。 

 

小説のように、物語か流れるように進み一気に読み上げてしまうような本とは一線を画しています。タイトルを見る上で最近の若者言葉などを、批判的に書くようなものだと思っていましたが、実際は、日本人全体に蔓延している言葉の足りなさを突く鋭い洞察がある書籍で、言葉が足りないのは、私も含まれるんだということを自覚するのがいたたまれないようなところがあります。 

 

自分を形作るために、まずは声帯を震わせて言葉を出すことを積極的にしなくてはと思いました。一言の感動の言葉だけでなく、修飾する言葉、感情表現、などいろいろ駆使して、気持ちを相手に、世の中に伝えなきゃと思いました。 

 

この本を書いた、岡田さんに感謝いたします。 

また、YouTubeで薦めていた鴨頭嘉人さんにも感謝です。